太平洋フェリー(名古屋→仙台)レビュー

仙台港出航 交通手段レビュー

公式の情報は,公式ホームページ http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/  からどうぞ!

私は,大学生です。実家が東海地方,大学は東北にあるため,かなり帰省の交通費がかなりかさみます。その中でも,時間こそかかるが,一番安いのが太平洋フェリー(名古屋―仙台)です。ただ,2019年8月8日より仙台空港(SDJ) -中部国際空港(NGO)にエアアジア便が就航したため,もしかしたらそちらの方が定価では安いかもしれないです。

しかし,太平洋フェリーはC期間(閑散期)においては,出発の28日前から申し込むと一部の客室の運賃が50%offになるという「早割」を行っています。これを使えば,太平洋フェリーがこの区間の移動では最も安くなります。そして,このC期間というのがかなり長いのです。これは,前もって予定がわかる人ならお勧召します。また,出発の3か月前からインターネットにて予約ができます(支払いは,クレジットカード(デビットカードは使用不可)又はコンビニ払い)ため,早めに確保することをおすすめします。旅好きの中ではかなり人気なのか,ぎりぎりになるとほぼ満席となっているときもあるので,早めに予約することをお勧めします。

<仙台―名古屋交通費比較>

鉄道

 仙台駅―名古屋駅 乗車券 10150円

 仙台駅―名古屋駅(新幹線自由席) 乗車券 10150円+特急券8530円=18680円

 *青春18きっぷであれば,1日で着くため,1人2370円

航空路

 仙台空港(SDJ)-中部国際空港(NGO) ANA 31270円(直前,定価)

                     エアアジア 8660円(直前,通常運賃)

高速バス 青木バス(定期便) 9570円(最安)

     名鉄バス(臨時便) 8900円(最安)

太平洋フェリー名古屋―仙台便は,定刻では19:00名古屋港金城ふ頭フェリー埠頭を出発し,翌日16:40に仙台港中野地区フェリー埠頭に到着である。

車両同伴の場合は,出発時刻の90分前,同伴でない場合は同60分前にフェリー営業所に到着し,チェックインを済ませる必要がある。チェックイン開始は,搭乗のかなり前3時間ほど前から行っているため,早めに済ませる分には問題はない。

但し,後述するが,仙台港も名古屋港もフェリー埠頭のアクセスはあまりよくない。そして,フェリーの営業所にも時間をつぶせるようなところは待合室を除いてない。故に,暇を持てあますことになるだろう。

*無人輸送,つまり車両のみ輸送するということも可能である。詳細は,「太平洋フェリー 無人輸送」で検索していただきたい。著者も利用したことがある(50㏄原付を依頼した,仙台→名古屋)。ポイントとしては

1.予約が必要である。予約はインターネットからはすることができず,電話での予約となる。料金は,基本的に当日車両を持参した際に払う。

2.指定された時刻までに車両をフェリー営業所まで送る。車検証や標識交付証などが必要になる。

3. 営業所(搭乗手続きをする場所ではない)に行き,お金を支払い,必要なやり取りを済ませる。

という感じである。手続きにかかる時間は,混んでいなければ,15分程度である。ただし,問題はここからである。帰りが…

<各埠頭へのアクセス方法>

名古屋港

太平洋フェリーの公式ホームページに詳細は載っているが,一応ざっくりと説明しておこう。車両同伴の場合は,何も問題はない。一般道を走り,フェリー埠頭へとたどり着けばよい,というかむしろたどり着かなければ,車両同伴ではない。問題は,そうではない場合であろう。そうでない場合は,基本的には,次のルートがある。

  • 名古屋駅から市営バスを乗る。
  • 名古屋駅からあおなみ線に乗車し,野跡駅で降りる。野跡駅から,市営バスまたはタクシーに乗車する。

私は,一度金惜しさに,あおなみ線の終着駅金城ふ頭駅から歩いて向かった(地図上水色の線)。これはお勧めしない,特に当時の私のように重たいキャリーバックを引いているならなおさらだ。意外と遠いということもあるし,橋を渡らなくてはいけないため,上り坂である。このことを後に,そこには仕事の都合でいなかった父に話したら,呆れられた。もし,歩くことを考えるなら,野跡駅から歩いたほうが楽そうである。

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名古屋港フェリー埠頭広域地図

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名古屋港フェリー埠頭周辺地図


仙台港

今回も上記同様,車両同伴でない場合を記述する。

  • JR仙石線,中野栄駅または陸前高砂駅からバスに乗る
  • 仙台駅からバスに乗る
  • 仙台市営地下鉄荒井駅からバスに乗る。
  • 中野栄駅又は多賀城駅からタクシー又は歩く。
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仙台港フェリー埠頭広域地図

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仙台港フェリー埠頭周辺地図



私は,1又は4である。というか,基本的には1を私も採ろうとしている。しかし,なぜかいつもバスの運に恵まれず,歩くことになってしまう。

名古屋港出航 

19:00になると,出航する。埠頭には,見送りの人が詰めかける。私も家族が最後前見送ってくれたので,最後まで手を振った。見送りの人についてだが,最初は車両の搬入等があるため,遠くに居させられるが,それらの準備が終わり,出航が近づくと,近くまでスペースは限られるが,案内される。私が,2019年の夏に乗った際は,何かよくわからないが,小学生の団体客が乗っており,彼らがカラーテープを投げるなどしていた。その時同じ船に乗っていた人が言っていたが,車庫入れのように一度船体(船尾)を北に振ってから出港する。

その後,40分ほどすると,外洋へと出る。

外洋へと出ると,特に,伊豆半島を越えると福島沖までほぼ電波はつながらない。

<船内設備> *基本的に,船内は現金のみ使用可である。但し,船内Wi-Fiを利用する際はクレジット決済になる(980円/日)。

レストラン サントリーニ

船内唯一のレストランである,1度利用したことがあるが,バイキング形式であった。朝昼晩(昼営業は,仙台―名古屋のみ)毎回90~120分程度の営業である。ドリンクは飲み放題であるし,それなりに料理の種類もある。しかし,それでも私には割高のように思えてならない。

料金は,

夜 2000円

朝昼1000円

であったように思う。それゆえ,私は予め飲食物を買い込み,それをパブリックスペースで食べるようにしている。そうしている人も多い,特に青年,壮年層のお客はほとんどこのようにしているように思える。その1度入った際にも,利用客は家族連れと高齢者層がほとんどであった印象がある。

カフェ ヨットクラブ

船内唯一のカフェ,軽食を摂れるお店である。チャーハンやカレー,麺類,ホットケーキ等を提供する。アルコールも用意してある(自動販売機にもある)。営業時間は,サントリーニよりも長い。しかし,割高感はある。緑茶とほうじ茶は飲み放題(無料)である。

オリジナルパンが販売される。

ラウンジ ミコノス

毎日20:30頃より,何らかのショーが行われているようである。私は,行ったことはない。

6Fショースペース。ヨットクラブのすぐ横にある。名古屋→仙台便の場合は,14;30頃より,演奏会が始まる。ピアノや管楽器の演奏である。

カラオケ

1ルームのみ存在する。料金は,1000円/時である。ややたばこのにおいが気になったものの,部屋は広々としており,大人数で使用するとよいだろう。インフォメーションにて予約することで利用可能である。予約といっても,その時間から空きがあれば,その時間から利用可能である。前払いである。

船内Wi-Fi *クレジット決済

私は,このサービスがもう少しきちんとしてもよい気がするのだが…。料金は980円/日である。そして,利用可能なのは,パブリックスペースのみで,船室での利用は不可である。船に乗りながら,本を読みふけるのも悪くはないけれど,連絡を急ぎでとる必要がある人もいるだろうから,この設備がもう少し何とかなればよいと思っている。

大浴場

基本的に,入港30分前まで利用が可能である。脱衣場内に,トイレと貴重品ロッカー,ドライヤー,体重計,綿棒が用意されている。体を洗うスペースが15個ほど,シャワースペースが2個ある(男湯の場合)。そして,それぞれにカランとシャワー両方があり,ボディーソープとリンスインシャンプーが用意してある(男湯の場合)。浴槽は2個ある(男湯の場合)。特に不便を感じるようなところはないだろう。

売店

各地のお土産品やちょっとしたお菓子,酒等が販売されている。やはり,割高。

ゲームコーナー

そこまで大規模ではないけれど,ゲームコーナーがある。

マッサージチェア×3

15分300円。私は利用したことはない。

キッズコーナー

無料で利用可能である。子供を遊ばせる用の場所で,ちょっとした玩具も用意してある。

貴重品ロッカー

甲板

全部ではないが,航海中自由に出ることができる。出航,到着,姉妹船とのすれ違いの際は,人が集まる。だが,その時だけではなく,基本的にいつでも自由に出ることができる。7デッキより出る。

パブリックスペース

机やテレビ等が用意してある。6デッキの1人用机に限り,USBポートがある。2等客室はコンセントが付いていないため,ここで充電することになる。また,現在地の情報や各種観光案内,操舵室からのライブビューイングも可能である。そのほかにも,船長の制服を着て記念撮影ができるコーナー等がある。

客室

等級は,船によって異なるため,要確認であるが,一般的に

スイート

特等

1等

B寝台

2等

の順になっている。個室になるのは,1等以上である。そのほかは基本的に相部屋で,2等は雑魚寝である。料金も区間や船(船によって等級が異なるから)によって変わるほか,様々な割引等によっても異なる。一番安くなるのは,早割(C期間,閑散期のみ利用可)が最も効果があり,半額になるほか,学割(10%引き),ネット割(10%引き)等がある。但し,併用は不可である。

*等級変更

等級変更とは,自分が当初予約した客室とは異なる等級の客室に変更することである。早割など一部出航前では変更不可なものもある(私は,バイトの都合を考慮したが,それよりも早く終わり,失敗したこともあった)。しかし,そうした場合においても出航後であればその差額を支払うことによって,変更が可能である。ここで注意しておくべきが

  • 予約状況によっては,変更ができない場合もある。
  • 変更する際は,通常料金になる。

ということである。

まず,1についてであるが,当然ながら自分が変更したいと思っていた等級の客室の予約が埋まっていれば,その変更は不可能である。インフォメーション前や搭乗受付前等にあるボードでこれは知らされる。

次に,2についてであるが,例えば早割でB寝台を予約し,1等に等級変更する場合は,B寝台は早割,すなわち50%引きの料金であるが,変更先の1等は,通常料金である。考えてみれば当たり前であるが。つまり,割引特に早割で予約した場合は,よほどのことがない限り等級変更はしないのが得策であるように思われる。

名古屋-仙台間では,姉妹船のすれ違いが起こる。

それは,名古屋発の場合は,到着日の14時台,仙台港発の場合は,出発日の14時台である。船内アナウンスがかかるため,それに従って甲板に出ると,面白い。両船が警笛を鳴らし,すれ違う。

こんなこんなで,目的港に到着する。

私が思う評価ポイントは…

  • 基本的に料金が安い,そしてさらに割引をうまく使えば,さらに割安になる。
  • 但し,船内サービスがその分割高な印象がある。太平洋フェリーには申し訳ないが,貧乏学生などは,飲食物の買い込みを行う等うまく行えば,賢く利用できる。
  • 電波がない,かつ長時間の移動を読書などをして,うまく使うことで,ある意味非日常的な時間を送れ,いつもの旅行とは一味違う思い出になるであろう。

個人的には,フェリーは時間があるのであれば,お勧めする。皆さんも,一度利用してみてはいかがだろうか。

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