学生寮について

 こんにちは

 大学入試もいよいよ大詰めとなって参りました。高校3年生の皆さんの中には,大学進学後は,一人暮らしをするという人も少なくないと思います。

 そうした人の中には,ちょっとあまり贅沢な生活はできないという人もいると思います。私も実はその一人でありました。私は現在学部2年生ですが,私も同様の理由から,大学の学生寮というものに入りました。そんな私が学生寮についていろいろとお伝えしたいと思います。

 私は,旧帝国大学の1つの学生で,学生寮の寮生です。項目ごとに説明していきましょう!

<目次>

  1. 学生寮とその種類
  2. 生活
  3. メリット
  4. デメリット
  5. よくある疑問
  6. 総括
  1. 学生寮とその種類

学生寮とは,学生のために大学が用意してくれている居住施設と解釈してもらって差し支えないと思います。近年は,グローバル化というものが全面に押しされ,ユニバーサル・ハウスなどのような,留学生と共同で生活するものもありますが,私が住んでいるのは,すなわちこのページで扱うのは,昔からある学生寮とします。かなり有名なのは,京都大学の吉田寮と熊野寮だと思います。

まず,前提として学生寮と一口に言っても様々です。自治の程度,運営システム,寮の特色などが大学によって,はたまた寮によって異なります。この先は,私の寮と私が通っている大学のほかの寮について説明していきます。具体的な大学名や寮の名前は,控えますので,ご了承お願い致します。

<私の寮の場合>

  • 寮生数 70~80名(学部1年から,博士1年までいます。基本的に一度入寮したら,大学院に進学しても,住み続けられます。もっとも,途中で退寮する人もいます。学部もほぼすべての学部の人がいます)
    • 建物 4階建て。1人部屋と2人部屋あり。
    • 入寮生の選考は,大学が行いますが,寮の運営は,自分たちの手で行う(委員会制度や寮生大会制度)自治寮です。同じ大学で中核派とつながりがあるとされる寮もありますが,私たちの寮はそのようなことはありません。
    • 寮費は,平均すると12000円/月程度です。ここには,舎費(一般の借り家でいうところの家賃)に加え,光熱費,水道寮,灯油代(冬場),寮主催のイベントのお金も入っています。月によってかなり変動があり,10000円から~20000円程度で変動します。
    • 寮主催のイベントが数多く,ビアガーデン,遠足(?),スポーツ大会×2,各種コンパなど,ほぼ月1回あります。必ずしも出席する必要はありません。
    • 部屋の設備としては,椅子,ベッド,クローゼット,灯油ストーブ,コンセントが備え付けられています。エアコンはありません。
    • 寮全体の設備としては,1階に2つ,小型の調理場(コンロは2口のものが2つ,冷蔵庫,電子レンジ,トースター)があるほか,合計8台の洗濯機,トイレも各階に2つ(小便器,大便器それぞれ2),風呂(他寮と共同です),自動販売機

という感じでしょうか。上下関係が厳しいということを思われる人がいるかもしれませんし,私もそういう風に思っていましたが,特にそういうことはありません。時代も時代ですし,旧帝国大学というあまり体育会系の大学ではないということも影響しているかもしれませんが。

私の寮は,男子寮ですが,同じ大学には,女子寮もあります。

以上の通り,私の寮は,寮内の交流は多いですが,他寮との交流はほぼありません。

2.生活

ほぼ普通の生活と同じだと思います。違う点は,

  • 洗濯機が共用
    • 風呂も共用。風呂からお湯が出る時間は,20:00~25:00
    • 郵便物や宅配物は,寮の人が勝手に受け取っておいてくれる。
    • 調理場が共用。
    • トイレも共用。
    • 年6回寮生大会があり,出席義務がある。金曜の夜開催。
    • 2年生終了までのどこかで半年は委員会を経験しなければいけない。
    • 各種寮主催のイベントがある。
    • 寮生は貧乏な傾向にある。

というくらいだと思います。

3.メリット

やはり,一番は寮費が安いことだと思います。寮費に見合った生活が要求されますが,しかしそれはあまりにも非人間的な生活ではないです。ボロアパートに住んでいるような感覚に近いのではないかと思っています(私は一般的にそういわれるようなものには住んだことがありませんが)。そこで浮いたお金を趣味¥や勉強に使うというのは,非常に有意義な生活であると思います。もっとも,寮費は寮によって設定が異なりますので,その量毎に調べて頂きたいと思います。

次に,人間関係が充実するということではないでしょうか。これは,デメリットともなりえますが,やはり大きいのは(いい意味でも悪い意味でも),入学式前に友達がいるということではないでしょうか。私は,地元から遠く離れた大学に進学し,入学当初知っている人がいませんでしたが,寮の同期と仲良くなり,入学式に行きました。寮内で孤立しなければ(普通に生活していればそんなこともないと思いますが),授業のことや趣味のことで助け合うことができます。特に,体調を崩したとき,誰かに頼めば,いろいろなものを買ってきてくれるのは大きいのではないでしょうか。

4.デメリット

寮費に見合った生活になる。これは致し方ないところでもあると思います。私の寮の場合,やはり一番は風呂に決まった時間しか入ることができないので,うっかり飲み会の2次会とかに行ってしまうと,風呂に入れなくなる可能性があります。また,古いのでいろいろな設備がボロボロです。私の寮は,2019年10月の台風19号の大雨の影響で,水道ポンプが水没し,修理完了までの1か月,風呂を除いた水道が止まりました。このような不便さがあるのは,否めません。そして,全体的に汚いのは間違いないので,体が弱い人や喘息などの持病を持っている人には,厳しいかもしれません。

いろいろと気を遣う。人間関係には,気を使います。例えば,あまりに部屋の中でうるさくすることもできませんし,友達を呼ぶこともあまりできません。メリットのところで,人間関係でうまくいくとよいという話をしましたが,それはあくまでうまくいったときであり,うまくいかない人と一緒に住むということになると,そのストレスは,とどまるところを知らないでしょう。他人の価値観を受け入れられるおおらかな人やストレス解消がうまい人というのは,ある程度必要かもしれません。

堕落する?これは私の寮だけかもしれませんが,いろんな人がいて,特に大学の授業をさぼるなどの悪影響を与えるような人がいることも事実です。もっとも,犯罪になるようなことをやる人はいませんが。ただ,これは個人的な心意気の問題だと思うので,そこはあまり問題ではないでしょう。むしろ,良い影響を与え,与えられという関係が築ければ,ベストであると思います。

5.総括

私が約2年住んで,寮での生活というのも悪くないと思います。当初は,こんな汚いところで人といろんなものを共有しながら生活するということに対して,嫌悪感や不安を抱いていましたが,私の場合はかなり早く慣れました。

確かに,一般のアパートで生活しながら,というのがいいかもしれませんが,お金にゆとりがない状態で,そこで無理に生活するのは非合理的ではないかと思います。そうではなくて,学生寮に入るなどの方法で固定の支出を減らし,そのほかの場所に支出するというのは非常にいいと思います。

また,むしろお金にゆとりがある人の中でも,社会経験で一度このような環境で生活するというのもありかもしれません。実際に,そのような人もいます。

一般に,学生寮が様々な理由から敬遠するのは,よくわかりますが,物事の優先順位を整理してみると,いろいろなことがわかるかもしれません。その中で,どういう選択肢をとるのかは,皆さんの自由です。

良い大学生活を送ることを祈念いたします。

コメント

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