苫小牧市科学センター ミール博物館 北海道貧乏周回旅行(鉄道の旅)2日目

苫小牧市科学センター 北海道貧乏周回旅行(鉄道の旅)2019年夏

 苫小牧港に上陸した私は,科学センターへと向かいました。ミール展示館のみ見学しました。しかし,本館も入館料は無料だから,行ってみてもよいと思います。ミールとは,私は勝手にmeal(英語,食事の意)のことを指しているのかと思っていましたが,それはまるっきりの見当違いでした。ミールとは,今の国際宇宙ステーション(ISS)の前身である。ミール博物館で頂いたガイドブックの文章を引用しながら説明します。語源は,ロシア語のМир(平和,世界)に由来するそうです。

ミール展示館とその前にある蒸気機関車 撮影2019.8.28

 ミールは,旧ソ連が1986年に打ち上げた長期滞在型宇宙ステーションです。打ち上げ当初,その運用期間は5年の予定でしたが,実際には15年間使用され,その間に延べ100人以上の宇宙飛行士が滞在しました。2001年3月,老朽化による故障などにより,大気圏に落下焼却させ,南太平洋ニュージーランド沖に沈みました。ミールでは,宇宙環境を利用して,天体,宇宙や地球などの観察などが行われました。さらに,宇宙に長期滞在するための日々の運動プログラムや健康管理,物質の運搬システムなどが開発・構築され,その技術が現在の国際宇宙ステーションでも活用されています。ミールは,地上400㎞を飛行します。そして,約90分で地球を1周し,1日を地球を16周します。ミールは,コアモジュール,実験モジュールがあります。コアモジュールとは,宇宙での生活ができるように,操縦室や衣食住の設備が整った居住スペース,生命維持システム,太陽光発電による動力システムなどがあります。前方に5つ,後方に1つドッキングポートを持っており,それぞれのモジュールを宇宙で合体します。宇宙科学実験などを行う際には,ドッキングした専用の実験モジュールに移動し,天体観測,地球観測,科学実験などの実験をしました。苫小牧には,コアモジュールと天体物理観測モジュールのクバントがあります。

 こういう言い方をすると失礼かもしれませんが,私もどうしてそんな大事なものが苫小牧にあるのかと疑問に思っていました。ミールは,実機と予備機が製造されました。実際には,実機が打ち上げに成功したため,予備機が地上に置き去りにされました。その予備機を,経済危機にあった旧ソ連が1989年名古屋で開催された世界デザイン博覧会を展示,オークションにかけました。それを日本のイベント会社堀江企画が落札。1990年に苫小牧の建設会社いわくら建設株式会社が堀江企画を購入しました。その後,1998年に苫小牧市の市政50周年を記念して,苫小牧市に寄贈されたということです。実際に宇宙飛行士などの航空宇宙会の著名人もいらっしゃったことがあるそうです。私自身,こんな貴重なものが日本においてあるということにも驚かされました。

 入場料は無料ですし,宇宙開発の歴史を学べるだけでなく,実物を見ることができるため,是非訪ねてみてはいかがだろうか。

ミール博物館 http://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kagaku/mir/tenjikan/about.html

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