春先の東北日本海側を巡る旅 3日目

2020年2-3月 春の日本海側の東北を巡る旅

2020.3.2

<行程>

8:30 ホテル発

日和山公園

酒田魚市場

山居倉庫

庄内米歴史資料館

旧鐙屋

12:11 酒田

↓羽越本線上り普通鶴岡行き

12:40 鶴岡

旧致道館

致道博物館

鶴が丘城址

庄内神社

旧風間宅釈迦堂

18:23 鶴岡

↓羽越本線特急いなほ14号新潟行き

(20:59 新潟)

18:59 府屋

21:05 府屋駅前

↓タクシーによる代替輸送

22:40 新潟駅前

コートホテル新潟泊

<収支>

庄内米歴史資料館入館料 △300(一般)

旧鐙屋入館料 △220(大学生)

致道博物館 △400(大学生)

軽食 △218

軽食・飲料 △410

特急券等(鶴岡→府屋 自由席,府屋→新潟 グリーン車,新潟→越後湯沢 上越新幹線自由席特急券 鶴岡から新潟間乗継割引適用) △4,370

飲料(車内販売) △160

夕食代 △1,050

翌日の朝食代 △188

ホテル代 △1,896

当日分合計 △9,212

旅行中合計 △35,506

<行程の概略>

本日の行程は,酒田を観光したのち,鶴岡へと移動。鶴岡も少し観光したのち,上りの最終の特急いなほ号に乗って,新潟まで移動し,新潟に宿泊するという予定でした。予定でしたというのは,終わりの部分が予定が変更せざるを得なかったからです。どこがどう変わったのか,この場で詳しくは申し上げませんので,この記事の後半部分を是非ご覧ください!

3日目行程図
酒田
ホテルから見る雪山 撮影2020.3.2

<日和山公園> 酒田港や貨物の話については,それぞれについて詳細なページを拵える予定ですので,詳細をお知りになりたい方は,そちらにどうぞ。

まずは,ホテルを出発し酒井港の方へと向かって歩きます。日和山公園に向かうためです。

ただ,途中に大仏が見えたので,それを途中寄り道をして見物をすることに致しました。驚くべきことにこの大仏,そのお寺の敷地内にある幼稚園の園庭の中にあります。一応その中に入ってもよいという立札があるので,入るわけですが,私のような人間が幼稚園に入ると,不審者扱いされるのではないかと思わなくもありませんでした。

大仏が中にある幼稚園 撮影2020.3.2
途中にあった大仏 撮影2020.3.2

日和山公園に到着。ここには,江戸時代に使われていた常夜灯や戦前に使われていた灯台があります。それ以外にも,文学家の詩歌の石碑があります。また,枝の関係であまりちゃんとは見えませんが,酒井港を見下ろすこともできます(酒井港の話や東回り航路等の話についてはそれぞれ別記事を書く予定ですので,そちらをご参照ください)。かなり景色もよいです。遊具もあるほか,4月中旬には桜祭りが開催されるなど,市民の憩いの場となっているようです。

日和山公園から酒田港を望む 撮影2020.3.2

日和山公園は見どころが多く,どうやら私も気づかずに帰ってしまったようですが,千石船の模型や河村瑞賢(東回り航路と西廻り航路を江戸前期に整備)の銅像があるようです。

江戸期からある常夜燈 撮影2020.3.2

また,日和山公園の近くには,NHKの撮影スタジオ(一般公開はされていないようです)や即身仏があると思われる(看板しか見ていないのでわかりませんが)お寺もあり,他にも見どころがありそうです。

かつて使われていた灯台 撮影2020.3.2

<酒田魚市場>

その日和山を南側に降り,海沿いを行くと,市場に着きます。市場の隣に海洋センターのようなところがありましたが,月曜休館でしたので,今回はスルーせざるを得ませんでした。市場としては,あまり規模は大きくないように感じられましたが,それでも新鮮な魚介類が並んでいました。この市場には食堂が併設されており,メニューを見る限りでは,新鮮な魚介をかなりお安く食べることができるようです。どうして推定形なのかといえば,ここも月曜定休だったからです。

<飛島>

飛島行きのフェリーとびしま号 撮影2020.3.2

その隣には,飛島行きのフェリー乗り場がありました。飛島というのは,山形県沖約40㎞のところに浮かぶ,山形県唯一の離島です。居住者もいるようですが,バードウォッチングや海水浴などのレジャー目的で訪れる人が多いようです。山形県にそびえる鳥海山と同じ山であるようです。しかし,鳥海山とはだいぶ様相を異にし,飛島は平ぺったい形状をしています。基本的には,酒田―飛島間は1日1往復のフェリーの運航があり,航海時間は1時間10分,料金は往復大人4000円程度/人です。繫忙期には,最大1日3往復設定されています。ちなみに,この日はものすごく風が強かったですが,そのためかフェリーは天候による理由で,運休になりました。

<庄内米歴史資料館>

庄内米歴史資料館 撮影2020.3.2

その後,海沿いを歩いて,庄内米歴史資料館に到着しました。この建物はもちろん,日本屈指のブランド米として知られる庄内米の歴史や,そこに住む農業従事者の暮らしとその歴史等を展示しているわけですが,この建物自体は,明治期に庄内米の保管のために建てられ,今なお現役の倉庫として使われている山居倉庫の一棟です。

山居倉庫の欅並木 撮影2020.3.2

中には,庄内米の改良の歴史や昔の農民の暮らし,農家の1年等の多くのことについて,実際の物を展示したり,ビデオを流したりされています。ビデオの内容はかなり古い(昭和40年代から平成0年代)ことと最後にローカル感の強い,シュールなCMが流れることが気になりました。昔NHKで放送された「おしん」というドラマがあったようですが,その舞台が庄内平野であるか,これに類似する理由で老年層の訪問者が多かった(少なくとも,私がいた中では私以外はみんなそうでした)他,彼らの会話の中で「おしん」という単語が出てくることが多かったです。

山居倉庫 撮影2020.3.2

<旧鐙屋> 歴史的な話は,別のページを用意する予定でございます。そちらへどうぞ。

旧鐙屋 撮影2020.3.2

庄内米の歴史について学んだあとは,酒田駅に向かい歩き始めましたが,その途中にあった旧鐙屋に入りました。そこでは,受付の方が丁寧にその概要についてお話頂きました。その方曰く,私のような若者が来ることは珍しいらしく,いろいろなことを教えて頂きました。

鐙屋とは店号で,廻船問屋です。西廻り航路によってもたらされた物品を取引したり,その船頭らを無償で泊めたりしたようです。

その中には,当時の食事や今でも有名な雛人形(土人形,この辺りは土人形であるようです)が展示されているほか,物置にはモニターがあり,そこで解説動画を見ることができます。

市役所前にある大獅子(町中にある) 撮影2020.3.2

ここを出たのち,酒田駅へと戻ります。近くに,旧本間家住宅がありましたが,入場料が1,000円/人であったので,また今度来ることにしました。ほかにも,市の資料館や本間美術館も次回に回すことに致しました。

本間家旧邸 撮影2020.3.2

酒田から鶴岡までは,気動車に乗って移動します。この途中,余目という町があり,ここからは,新庄まで陸羽西線が分岐していますが,この町は法学部生なら知らない人はいないであろう,トルコハワイ事件が発生した町です。

新型ハイブリット気動車 GVE-400型 撮影2020.3.2
鶴岡
鶴岡駅 撮影2020.3.2

<旧致道館>

鶴岡駅前から見る雪山 撮影2020.3.2
旧致道館 撮影2020.3.2

 鶴岡駅で今後の予定について若干考えたのち,鶴岡観光をしました。まずは,旧致道館へと行きます。致道館とは,鶴岡藩が建てた藩校です。明治維新後,一度藩校は取り壊されますが,現在では,聖廟と講堂,門のみ復元されました。なんと入場料は無料!ざっくりとした住所を書く必要がありますが,無料でこうしたものが見られるとはすばらしいです。

聖廟とは,元々は孔子を崇め奉る儀式が行われた場所のようです。よって,ここには孔子像などが保管されていますが,私が最も驚いたのは,漢字をいくつも書くことによって,孔子を描いたものでした。これを見たときに,へのへのもへじなど大したことないと思いました。

講堂にも入りました。ここには,当時の教科書や生徒の発表作品等が展示されていました。私は,古文を読むことはできませんから,何が書いてあったのかわかりませんでしたが,説明書きや展示が非常に丁寧であったことは記憶しております。

全館に言えることですが,白い玄関チャイムのようなボタンがあり,それを押すと,解説を聞くことができます。よって,これで解説を聞くことをお勧めします。あと,冬場はめちゃくちゃ寒いです。足が冷えますので,それは覚悟して行かれるか,温かい季節に行くことをお勧め致します。本当にこれを無料で見てもよいのか,と思うほどでした。維持管理に必ずお金がかかるはずですが,それは税金を投入すれば,足りるということでしょうか。

<致道博物館>

致道博物館の外観 撮影2020.3.2

 この並びを見ると,鉄道博物館と呼んでしまう人もいるのではないでしょうか。その後は,致道博物館へと行きました。致道博物館,名前だけ見ると,致道館の博物館と思いそうですが(私もそう思いましたが),実態は異なり,鶴岡の建造物や暮らし等を知るための施設です。おそらく致道館の精神を引き継いでいるとか,そういう意味合いでの致道博物館なのだと思います。

この中には,いくつかの建物が入っており,それを400円(学割)で見ることができます。1施設400円はやや高いと思われるかもしれませんが,これだけ見られたら,十分だと思います(野外博物館だと思っていただければよいと思います)。庄内藩主御隠殿…幕末に建てられた11代藩主酒井忠発の隠居所です。つまり,用途としては,金閣と同じだと思われます。中には,酒井家に伝わる品々や鶴岡の名産品等が展示されています。

旧西田川郡役所(重要文化財)…疑似洋風建築で,明治天皇の東北御巡幸では,行在所となったとか。1階は庄内地方の歴史を考古学的な見地,つまり出土品を交えながら説明しており,2階は近代の資料を展示してありました。

旧鶴岡警察署庁舎(重要文化財)…初代県令三島通庸(福島事件等を連想されるかと思います)が建築を指示し,高橋兼吉が設計を担当したようです。館内には,関連資料が展示されています。原則写真撮影禁止ですが,取調室のみはそれが許されています。

美術展覧会場…長期間展示できないものを展示したり,企画展示を行ったりしているようです。この期間はひな祭りにあやかって,人形についての展示をやっていたようですが,私は見学していません。

酒井氏庭園(国指定名勝)…書院庭園です。私がまず思った感想は,銀閣の庭園みたい!でした。私が銀閣に行ったのは,もう8年前くらいですから,記憶違いかもしれませんが,本当に銀閣を小さくしたものであったように思います。

酒井氏庭園 撮影2020.3.2

旧渋谷家住宅(多層民家,重要文化財)…出羽三山の1つ湯殿山の山麓にあった民家のようです。豪雪地帯に適応した構造です。岐阜県出身の私から言わせれば,建物の構造としては,白川郷の合掌造りに似ていたように思われます。

重要有形民俗文化財収蔵庫…かつて漁業に使われていたであろう船などが展示されていました。

民具の蔵…土人形などこの地域で盛んだったあるいは盛んである業種の紹介やそこで必要なものや工程の紹介を行っています。もともとは,鶴岡藩主の武具や調度品を保管していた蔵であったようです。

があります。

<庄内神社・鶴が丘城址>

 たっぷり致道博物館を見学した後,鶴が丘城址に向かいました。天守等はもうなく,復元もされていません。かつて本丸があったであろう場所には,庄内神社があります。

庄内神社 撮影2020.3.2
鶴が岡城址の碑 撮影2020.3.2

<旧風間家宅釈迦堂>

 旧風間家宅は,釈迦堂と があります。私が行ったときには,もう閉館しており,外観の写真だけ撮りました。

旧風間家別邸 釈迦堂 撮影2020.3.2

その後,駅前のショッピングモールのような場所で,軽食を摂り,特急で食べるものを購入し,いなほ号に乗りました。

駅前にある農協の倉庫 撮影2020.3.2

いなほ号に充当されるE653系のグリーン車が快適だという話を聞いたので,それに乗ることにしていました。しかし,鶴岡から乗ると高いので,府屋までは自由席で行き,府屋から新潟までグリーンで行くことにしました(詳細は,別記事で!)。尤も,いなほは自由席車両を3両続いているのに,あまりお客さんがいないので,自由席で大抵の場合座れると思います。

E653系電車いなほ号 撮影2020.3.2
特急券類

そうして,府屋駅に到着し,私はグリーン車へと移動しました。すると車内放送がありました。どうやら,この先の電線に故障が発生したらしく,そのために私の乗っているいなほ号は抑止されました。

E653系普通車 撮影2020.3.2
E653系グリーン車 撮影2020.3.2

結局,府屋駅に到着して2時間近く,列車は動かず,JRが手配したタクシーによる代替輸送となりました。詳細は別記事といたしますが,府屋駅停車中の約2時間グリーン車の座席に乗って,おそらくこの先グリーン車は利用しないと思います。確かに,コンセントがあるのは嬉しいですし,決してグリーン車がしょぼかったわけではないのですが,普通車があまりに快適すぎたのです。

※青色のルートです。

タクシーは,中型だと思われ,9人乗りでした。途中日本海東北道とR7を通ったのですが,車線数と制限速度という2つの要素で見たとき,どうも一般道であるR7の方が整備されているように思われました。

日本海東北道…基本片側1車線。制限速度70km/h

R7…基本片側2~3車線,制限速度ところにより70km/h

 また,タクシーでの移動中,21:55JRの代行バスとすれ違いました。もしかすると,今回の故障により,動けなくなった人はほかにもいたのかもしれません。

全く関係ない話ですが,途中で胎内市という自治体を通過しましたが,すごい名前だなあと思いました。

新潟駅万代口 撮影2020.3.2

走行して、1時間半ほどで新潟駅前へと到着。

ホテルに一度チェックインしてから夕食を食べに行きました。だるまラーメンというものを食べたのですが,これが有名かどうか私は存じ上げませんが,これはかなりおいしかったです。こってりとしたラーメンと魚介系のあっさりしたラーメンの中間で,とてもおいしかったです。値段もそこまで高くなく,麺も固めで,私の好みでした。また新潟に来ることがあれば,再び食べたいと思います。

絶品のだるまラーメン 撮影2020.3.2
新潟

この日は,コンフォートホテルに泊まりました。コンセントの数が少なかったので,中々苦労しましたが,それ以外は一般的な良いビジネスホテルであったと思われます。チェックアウトする時に気づいたのですが,朝食サービスもやっているようでした。自動的についているのか,事前に申し込む必要があるのか,果たしてそれが無料なのか,有料なのか,私はわかりませんが,今度泊まるときは確認してみようと思いました。

新潟のホテルは安価なところが多かったので,また旅行中に泊まることになると思います。

コメント

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