鶴岡の野外博物館・致道博物館

2020年2-3月 春の日本海側の東北を巡る旅

この日のブログ  https://wsbgreenblog.com/2020/03/08/15/57/24/

<目次>

  • 致道博物館の概要
  • 致道博物館と致道館
  • 感想

※ここからの先は,公式のパンフレット等を参考にもしながら,進めていきます。

鶴岡

致道博物館公式HP  https://www.chido.jp/ googlemaps  https://www.google.com/maps/place/%E8%87%B4%E9%81%93%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8/@38.728401,139.8192323,17z/data=!3m1!4b1!4m5!3m4!1s0x5f8c1a9c1424a31d:0x37b6c97d2ebf974!8m2!3d38.728401!4d139.821421

  • 致道博物館の概要

場所 山形県鶴岡市家中新町10-18

開館時間 9:00-17:00 ※但し12月~2月は9:00―16:30

休館日 年末年始・12~2月の水曜日

入館料 一般800円,学生400円,小中生300円

アクセス 鶴岡駅から徒歩25~30分,鶴岡駅よりバスで10分・致道博物館館前下車(031,032,053,054,061系統) ※近くの市役所前やタウンキャンパス西口,マリア幼稚園前,市役所前等でも大丈夫かと思います。但し,私はバスを利用しておりません。

庄内交通鶴岡市内路線図 http://www.shonaikotsu.jp/file/busmap/tsuruokaA_2016.pdf

庄内交通つるおか1日乗り放題券 https://www.shonaikotsu.jp/local_bus/oneday.html

庄内交通トップページ https://www.shonaikotsu.jp/

庄内空港連絡バス(庄内交通) https://www.shonaikotsu.jp/limousine/index.html

  • 致道博物館と致道館
致道館

致道館というのは,庄内藩が作った藩校です。致道館のページはこちら https://www.chido.jp/chidokan/

致道館の私のブログ  https://wsbgreenblog.com/2020/03/23/16/41/08/  

では,致道博物館といえば,致道館についての博物館なのか,と思われるかもしれませんが,おそらくそれは違います。致道館について知りたい場合には,致道館に行く必要があります。ちなみに,致道館と致道博物館はかなり近いので,それほど問題はないと思います。

では,致道博物館とは何なのかといえば,鶴岡市の重要文化財等の史跡が多くある場所です。

やや異なりますが,イメージとしては愛知県犬山市の明治村やリトルワールドをイメージして頂ければ良いかと思います(尤も,このイメージがどれくらいの方がわかるのか,不明ですが)

明治村 https://www.meijimura.com/

リトルワールド https://www.littleworld.jp/

網走監獄 https://www.kangoku.jp/ 私のブログ https://wsbgreenblog.com/2020/02/19/01/07/20/

致道博物館は,徳川四天王の筆頭・酒井忠次を祖とする庄内藩主酒井家の16代当主の酒井忠良(タダナガ)氏が鶴岡の文化向上のために,1950(昭和25)年に様々な建物土地及び伝来の文化財等を寄付して創設されたそうです。

致道博物館の外観

徳川四天王 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E5%B7%9D%E5%9B%9B%E5%A4%A9%E7%8E%8B

酒井忠次 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E5%BF%A0%E6%AC%A1

致道博物館内にある史跡の簡単な説明をいたします。一部写真を撮り忘れていたようです。

A 旧庄内藩主御隠殿:11代藩主酒井忠発(タダアキ)が建てた隠居所です。江戸の中屋敷の一部が移築されたそうです。中には,酒井家に伝来する文化財等や美術品等が飾られています。

B 旧西田川郡役所(重要文化財):明治天皇の東北行幸の際は,鶴岡における行在所となった場所だそうです。鶴岡を代表する名棟梁・高橋兼吉らによって建てられた疑似洋風建築です。1階には,鶴岡周辺で出土した考古資料,2階には近現代の資料(衣服等)が展示されています。

 旧西田川郡役所 撮影2020.3.2

C旧鶴岡警察署庁舎(重要文化財):初代県令三島通庸(薩摩の国出身。土木県令,鬼県令等と知られ,福島事件で有名)が明治新政府の威厳を示すために,建造したとされています。旧西田川郡役所と同様の疑似洋風建築で,設計もやはり高橋健吉が行ったそうです。修復工事がなされ,現在見ることができます。唯一写真を撮ることができる取調室も復元のようです。そのほかの部屋は撮影できなかったはずです。そのほかには,鶴岡警察署についての新聞記事が保管されていたり,よくわからないおもちゃが展示されていたりします。周囲とは外見に一線を画し,遠くから見ても目立つ存在です。

旧鶴岡警察署(青色の建物) 撮影2020.3.2

三島通庸(wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E9%80%9A%E5%BA%B8

D 美術展覧会場:長期間展示できないものを展示するための環境が整った場所のようです。企画展を行っているようで,私が行ったときは,確か土人形の展示がやっていたはずです。私は見学していないのでわかりません。ちなみに,土人形とは鶴岡・酒田で作られている人形です。通常は,蝋人形かと思いますが,この辺りでは,土人形が一般的であったようです。ただ,現在は鶴岡ではもう生産されなくなっており,現在は酒田でのみ作られています。

E 酒井氏庭園(国指定名勝):書院造の庭園です。どうやら東北地方では珍しいようです。私は今回初めて見たのですが,銀閣寺の庭園に非常に似ていると思いました。まあ,書院造なので当たり前ですが,そして銀閣寺の庭園よりは規模は小さめでした。中央にある丘のようなものは鳥海山を模しているそうです。正直,地図を見なければ,どこにあるのかわかりにくいです。景観としてはいいと思いますから,きちんといかれたほうがいいと思います。

酒井氏庭園 撮影2020.3.2

F 旧渋谷家住宅(多層民家)(重要文化財):修験道等の名所と知られる出羽三山の1つ湯殿山の山麓にかつてあった朝日村にあった民家です。養蚕を生業としていたため,それに適した通風,採光等を重視した構造となっている他,豪雪地帯にありがちな茅葺屋根となっています。中は3階構造となっており,養蚕以外にも農業等にも適した構造になっています。わが故郷にある白川郷では合掌造りが有名ですが,なんとなく似た構造であるなあと思いました。具体的には,天井が高くそれらを

旧渋谷家住宅 撮影2020.3.2

G 重要有形民俗文化財収蔵庫:国の指定を受けた木製酒器や仕事着,大宝寺焼等が展示されています。庄内地方の生活の変遷や特徴について理解を深めることができます。

H 民具の蔵:元々は藩主の武具や調度品を保管していた土蔵として江戸時代末期に作られました。現在は,1階は日本海運や商業関係,2階は鶴岡の伝統工芸品や職人用具等の展示が行われております。民俗文化財収蔵庫と比べて社会生活の要素が強くなるように思われます。

I 赤門:赤門といえば,東京大学にあるかつては金沢藩邸にあった,加賀藩13代藩主斉泰の正室溶姫(ヨウヒメ,ヤスヒメ。11代将軍家斉の娘)の御守殿門(官位相当の制で三位以上の大名が将軍家から妻を迎えた場合,その妻のこと(派生してその人の居所も含む)を御守殿といい,表通りからその場所に出入りする朱門をこのように読んだとされる)が有名かと思いますが,この朱門は田安徳川家(8代将軍吉宗のよって作られた将軍家の跡取りを補填する役目を持つ御三卿の1つ)の姫君が酒井家に輿入れした時に建てられた門だったそうで,江戸中屋敷にあったそうです(つまり,御守殿門に近い性格を持っていたようですね)。それを移築し,御隠殿の門にしたそうです。

致道館内の赤門 撮影2020.3.2

東京大学赤門(文京区HP)https://www.city.bunkyo.lg.jp/bunka/kanko/spot/shiseki/akamon.html

東京大学の赤門 撮影2017.8.2

官位相当の制(wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%98%E4%BD%8D%E7%9B%B8%E5%BD%93%E5%88%B6

御三卿(wikipedia)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E4%B8%89%E5%8D%BF

  • 感想

最後に全体的な感想を述べたいと思います。

・400円という金額のみ見れば高いが,その実質は結構お得では?

私は学生ですので,学生料金たる400円で入場しました。400円というと,やや高い印象があるかもしれません。しかし,上述の通り,実際は致道博物館とは,9つの建造物を見られる野外博物館であり,これらを全部見ることができるということを併せて考えれば,非常に有意義だと思います。

とはいえ,一般料金の800円は高いと思うのも無理はありませんし,私もそう思います。しかし,これらの建造物の維持費を賄うにはこれだけ必要なのかもしれません。逆に,学生はこの半額で見学できるのですから,学生こそここを見るべきなのかもしれません。

最後にやや気になるとすれば,致道館が入場料無料であるということです。万一,致道館の維持費も致道博物館の入場料収入で賄わんとしているのでしたら,それはやめてもよいのではと,思います。

この近くにある鶴ヶ岡城址の碑 撮影2020.3.2

・足が冷たい

私がここを訪れたのは,2020年の3月の頭でした。天気も良いとは言えず,むしろ時々雨がぱらついていたくらいですから,悪いといって差し支えないと思いますが,その結果,靴を脱いで観覧する必要がある,A,F,Gの3つはかなり足が冷たく,寒かったです。もう少し暖房を入れて頂けるとありがたいのですが,経費としては厳しいのかもしれません。こう考えますと,行かれるのはもう少し暖かくなった時期の方がよいと思います。しかし,出入りする門の隣にある休憩所はやや狭いですが,きちんと暖房が効いています。もしかすると,休み休み行くのもいいのかもしれません。

この周辺にある荘内神社 撮影2020.3.2

・ロッカーはある

門をくぐって,右手の休憩所に100円ロッカー(100円は取り出し時に戻ってきます)があります。リュック1つくらいなら入ると思います。もし,大きな荷物を持って歩いているバックパッカーのような方は,受付(料金所)に頼めば,無料で荷物を預かってくださいます。名前が聞かれますので,それに答えれば問題ありません。引き取るのを忘れないようにだけ気を付けてください。

学生には,コストパフォーマンスがいいと思いますので,近くに致道館や鶴ヶ岡城址や大寶館等の観光場所もありますから,そのついでにでも寄ってみては?(見学には1~2時間位見ると安心だと思います)

この近くにある旧風間家釈迦堂 撮影2020.3.2

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