
公式サイト http://www.akanbus.co.jp/sightse/s001.html
この日のブログ https://wsbgreenblog.com/2020/02/24/06/20/52/
- 概要
- 感想
1 概要
スケジュール
8:00 釧路駅前
↓釧路市内のいくつかのホテルから乗車可
10:00頃 摩周湖 見学・観光時間30分程度
↓
11:00頃 硫黄山 見学・観光時間30分程度
↓
11:30頃 屈斜路湖 見学・観光時間30分程度
↓
13:00頃 阿寒湖温泉 見学・観光時間2時間
↓釧路空港経由
16:40頃 釧路駅前バスターミナル

※詳細は,公式HPを見て頂きたいですが,出発地や下車地はある程度自由です。朝,釧路市内のホテルから乗ることや,帰り釧路空港で降りること,ホテルまで送ってもらうこと等も可能です。
※阿寒湖温泉まで等といった乗り方もできるようです。
大人4600円/人
予約必要 確か,支払いも事前のみであったように記憶しています。
2 概要
道東は,湖が多く,それらの多くが有名な景勝地となっています。その中でも,まりもで有名な阿寒湖や透明度日本一であることで知られる摩周湖はその中でも有名であると思います。これらを見学するためには,鉄道で行くというのは現実的でありません。尤も,多くの方はバイクや自家用車,レンタカー等で北海道を観光されるでしょうから問題ないと思われますが,高齢者の方や大学生,外国人旅行客等の公共交通機関で北海道を旅行している人には,この現実は困るものです。摩周湖は,摩周駅発着のツアーもあったように思いますが。
釧路駅からこれらを見ることができるツアーの1つが,阿寒バスが運行するピリカ号です。このバスは,主に釧路駅前バスターミナルを発着し,日帰りでこれらの観光地を見ることができます。このレビューをしていこうと思います。
結論を先に申し上げますと,かなり良かったと思われます。
私は,釧路駅前バスターミナルから乗車しましたが,どこにバスが到着するのかは,正直わかりにくいです。私も何番乗り場から出たのか,記憶にないです(記録もしていませんでした,どこかの政治家みたいな状態ですが)が,一番北のレーンであったような記憶があります。
ただ,唯一記憶があるのは,8:00ぎりぎり,早くても10分程度前にしか来ません。ちなみに,席は自由席です。
ガイドの方は,非常にしっかりと案内してくださいます。基本的には,日本語での案内ですが,英語でも案内をされていたように記憶しています。英語が堪能というわけではありませんが,それでも真摯に対応してくださいます。
釧路市街を出たバスは,まず釧路湿原の北斗展望台付近を通過いたします。おそらくきちんと見ることができれば,素晴らしい景色が見えたと思われますが,車内の中からはその素晴らしさを全て味わうことはできないと思われます。
北斗展望台

摩周湖
釧路駅前バスターミナルから2時間ほど乗車して摩周湖に到着します。
摩周湖には,現在2つ展望台があります。第1展望台と第3展望台です。第2が無いのか,と思われるかもしれませんが,元々はあったようですが,なくなってしまったようです。
ガイドの方の話では,第1展望台は大型車向け,第3展望台は普通者向けの駐車場がそれぞれ充実しているそうです。おそらく,一般に行かれる方は,第3展望台を利用されるのでしょう。
第1展望台も第3展望台も同じ道沿いにあり,第3展望台の方がより高いところにあります。


とはいえ,摩周湖自体が水質維持のために,一般人は近寄ることが禁じられているため,あまり見え方について,気になさることは無いと思います。但し,摩周湖は歌詞で有名な通り,霧が出ることが多いようで,その際に,第3展望台では見られるが,第1展望台からは見られないといったことや,或いはその逆もあるようですので,そこだけはご了承をお願いします。


第1展望台から素晴らしい景色を楽しみました。ここには,売店もあり,お土産品や飲食物を購入することができます。


このバスツアーでは,飲食物やバス代以外の観光に必要なお金は,個人で出すということになっています。できることなら,何かセットにして頂けると嬉しいものですが,基本的に景色を見ることが目的なわけですが,あまりそうした需要は無いのかもしれません。
透明度が非常に高いことで知られる摩周湖ですが,カルデラ湖に分類されます。カルデラ,あの阿蘇五岳で有名なカルデラです。火山が噴火し,山の一部がなくなったことで,凹みができ,そこに雨水等が貯まってできた水です。
つまり,このような出自であることと,周囲が摩周岳(カムイヌプリ)を最高峰とする崖に囲まれていることから,摩周湖に流入してくる川や流出されている川がなく,水位の変化が少ないです。その結果,非常に高い透明度が維持されているそうです。
この周辺は,阿寒国立公園特別保護遅行として,原生的な自然景観が原生絵に守られています。
硫黄山(アトサヌブリ)
その後,硫黄山に向かいます。硫黄山というのは,通称で,アトサヌプリというようですね。川湯温泉の近くで,川湯温泉駅も比較的に近かったような気がします。川湯温泉には,牧場があるようで,行きたいと車窓から思ったのを記憶しています。


硫黄山というのはそのままで,噴煙が上がっています。私も,そのような火山については,2日目に登別で,登別地獄谷に行きましたが,ここは,地獄谷とは異なり,かなり近づくことができます。くれぐれも硫黄ガスにはお気を付けください。


ここにも,休憩所のようなところがあり,食堂や売店があります。私もここで水を購入しました。

川湯温泉 https://www.visit-hokkaido.jp/info/detail/230 https://www.masyuko.or.jp/
屈斜路湖
その後,近くにある屈斜路湖に移動します。
屈斜路湖は,ネッシー伝説で有名かと思います。平成生まれ,しかも平成を20年しか生きていない私からすると,ネッシーといわれてもピンとこないのですが,一時期ネッシー伝説が流行ったことがあったようです。

それ以上に有名なのが,湖底を掘ると温水が出てくるということではないでしょうか。私もバスガイドの方に教えて頂きました。かなり水際のところを掘っても出てくるとのことでした。

しかし,私もやってみましたが,確かに温かかったのは事実ですが,それが湖底から噴出した温水に拠るものなのか,それとも湖水が太陽光により温められたものなのかは,不明でした。
皆さんも是非試されて,実際どうであるか教えて頂けると幸いです。
この砂場は,白鳥も飛来するらしいです。

私はお金がなかったのでやりませんでしたが,ボートを借りることもできます。


また,食堂やお土産屋さんもありました。

阿寒湖
その後,阿寒湖へと移動します。ここで,この旅を終えることも可能です。




阿寒湖では,2時間ほどの自由時間が与えられます。
阿寒湖は,まりも,アイヌコタン,温泉等で有名な場所です。
とはいえ,このなかで断トツの一番人気は,まりもでしょう。まりもは,チュウルイ島にあるまりも展示観察センタ―か,阿寒湖湖畔エコミュージアムセンターのどちらかで見ることができます。

マリモ展示観察センターの方がすごいと聞きましたが,マリモ展示観察センターに行くには,渡し船に乗ることになり,船賃と入館料が別途必要になります。お金が無い私は,それは諦め,阿寒湖畔エコミュージアムセンターに行きました。
ここは,環境省の関連施設のようで,まりもだけではなく,阿寒湖の植生や生態系についての展示が為されています。しかも,入館料は無料です。


阿寒湖で2時間観光といわれた時は,どうしようかと思いましが,このエコミュージアムセンターがとても面白く,あっという間でした。寧ろ,色々と散策しようと思ったら,時間が足らないくらいでした。おかげで,アイヌコタンにも行けておりません。


アイヌコタンというのは,アイヌ人が住んでいる街というか,区画といった意味です。チャイナタウン,中華街のアイヌ人ヴァージョンと考えると,わかりやすいかもしれません。ここでは,アイヌデザインやアイヌ人の方が作られた商品等が売られていたり,アイヌの建物があったりすると聞きました。
元々は,北海道各地にあったようですが,徐々に縮小し,ここだけになってしまったと,聞きました。
そして,ある意味で全然時間が足らなかった阿寒湖観光を終え,バスに乗り込み,釧路を目指します。
阿寒湖畔エコミュージアム
釧路市街へ
帰りもガイドの方は,きちんと案内を続けられていました。

川のことを説明されたり,キタキツネについての話をされたりしていたと記憶しています。

そして,途中釧路空港で,一部のお客さんを下ろし,釧路駅へと到着しました。この区間では,釧路駅周辺の観光案内をして頂きました。

釧路市近郊案内(ミニ)
釧路和商市場
例えば,釧路和商市場は,釧路駅から歩いてすぐのところにあり,のっけ丼という者が有名です。これは,
ご飯を購入した後,市場を練り歩いて,追加で具材を購入することで,オリジナルの海鮮丼を作ることができます。
たまにこのようなことができる,市場もありますが,この市場も出来るようです。
ザンギ
そして,ザンギについても説明をして頂きます。ザンギというのは,北海道の唐揚げのようなもので,鶏肉を衣をつけて揚げるものです。唐揚げや竜田揚げとの違いもお話して頂きましたが,記憶していません。そして,そのザンギのおいしい店も紹介して頂いたのですが,私にはそんなお金はなかったため,聞き流してしまいました。惜しいことをしました。
幣舞橋
また,幣舞橋という橋も有名とのことです。駅からまっすぐ歩くとあります。釧路川に架かる橋で,調べてみると,札幌の豊平橋,旭川の旭橋と北海道三名橋を構成するようです。
幣舞橋 http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3688/
釧路フィッシャーマンズワーフMOO
釧路フィッシャーマンズワーフMOOも有名とのことです。幣舞橋の近くです。
飲食店やショップ,公共施設が入る複合施設のようです。
釧路フィッシャーマンズワーフMOO http://moo946.com/
釧路は,大きな街です。人口は16万人ほどで,北海道で5番目の都市です。漁業や工業で成長した町です。個人的には,旭川よりも広範囲に街のところが広がっているように思われます。道路もかなり立派でした。
個人的には,かなり釧路の街は気に入りました。今回は,釧路近郊の観光はできませんでしたから,次来たときは,そうしたことをやってみたいものです。
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